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侍ジャパン

プレミア12 2019

試合レポート

山田の逆転3ラン&鉄壁リレーで韓国撃破!侍ジャパンがチーム一丸で10年ぶり世界一!!

2019年11月18日 12:38配信

逆転3ランを放った山田を迎え入れる菊池と坂本(写真:Getty Images)

「第2回 WBSC プレミア12」の決勝戦が17日に行われ、侍ジャパンが5対3で韓国を下して初優勝。主要大会で2009年の第2回WBC以来10年ぶりの世界一奪還を成し遂げた。

2日連続の日韓戦となった頂上決戦。日本は山口俊(巨人)、韓国はヤン・ヒョンジョンと、ともに今季の国内リーグで最多勝を含めたタイトルを獲得した投手同士が、ともに今大会3度目の先発。試合前の円陣で、松田宣浩が「必勝ハチマキ」を巻き、「とにかくみんな一つになって必ず勝ちますよ!」と鼓舞して試合が始まった。

その立ち上がり、いきなり韓国打線が牙を剥く。1回表、先頭打者を四球で歩かせると、2番キム・ハソンにレフトへ2ラン、さらに2死後に5番キム・ヒョンスにライトへソロ本塁打。日本は初回から2被弾でいきなり3点を追う展開となった。しかし、この悪い流れを今大会絶好調の4番のバットが変えた。先制失点直後の1回裏、四球の坂本勇人(巨人)を1塁に置いて、「自分の結果ではなくチームの優勝ということだけを心に刻んでやっていた」という鈴木誠也(広島)が、レフトフェンス直撃のタイムリー2塁打。1点を返すとともに東京ドームの雰囲気も一変させた。

そして2回裏だった。2死から會澤翼(広島)が四球、菊池涼介(広島)が内野安打で1、2塁となると、ここで「とにかく集中して、自分のスイングをしよう」打席に入った1番・山田哲人(ヤクルト)が、カウント2–2からヤン・ヒョンジュンのストレートを完璧に捉えてレフトスタンド中段へ叩き込む3ラン。「今大会僕自身、全然打てていなくてチームに迷惑をかけていた。悔しい思いを胸にフルスイングしました」という男の一発で、日本が4対3で逆転に成功した。

ここからは侍ジャパンが鉄壁の投手リレーを見せる。2回からマウンドに上がって2イニングを1安打無失点に抑えた高橋礼(ソフトバンク)の後、4回、5回を田口麗斗(巨人)、6回を中川皓太(巨人)、7回を甲斐野央(ソフトバンク)が無失点でつないだ。そして7回裏に韓国のリリーフエースであるチョ・サンウから坂本がフェンス直撃の2塁打でチャンスを作り、浅村栄斗(楽天)が逆らわないお手本のようなバッティングを披露して貴重な1点を追加すると、8回表は山本由伸(オリックス)が打者3人から2三振を奪う圧巻のピッチング。そして最終回は、山﨑康晃(DeNA)が登場。打者2人を簡単に内野ゴロで仕留めた後、最後は落ちるツーシームで空振り三振。満員の東京ドームに歓喜の輪が出来上がった。

ゲームセットの瞬間、稲葉篤紀監督の目には熱い涙がこみ上げた。怪我で今大会の出場が叶わなかった秋山翔吾(西武)と抱き合うと、大歓声の中で8度、宙に舞った。試合後のインタビューで「もう最高です」と笑顔を見せた指揮官は「日の丸をつけて野球界のために世界一になりたいという思いが非常に強かった。何とか勝たしてあげたいという一心で、本当に選手がよく頑張ってくれました。やはりアジアのライバルとして韓国は非常に強い。来年のオリンピックでもいい勝負ができたらと思います」と試合を振り返るとともに、「選手が諦めないという気持ちでやっていた。必ず逆転できると信じていました。宮崎合宿から始まって選手は日々練習に取り組んで、とにかく世界一になりたいという気持ちが強かった。本当に選手たちのおかげです」と改めて選手たちを称えた。

今大会のMVPは、打率.478、3本塁打、12打点で打撃三冠の鈴木。「みなさんのおかげでいい仕事ができたのでよかった。ここ最近ずっと優勝ができていなかったので優勝できてよかったです」。ベストナインには、鈴木とともに菊池も選出された。チームとしての次なる目標は、来年夏の東京五輪での金メダル獲得。稲葉監督は「来年、オリンピックもありますので、また世界一が獲れるようにいい準備をしてやっていきたい」とファンの前で力強く宣言。日本にとっては最高の形で「第2回プレミア12」が幕を閉じた。

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