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侍ジャパン

プレミア12 2019

試合レポート

日本が執念の逆転勝ち!鈴木の一発と源田の妙技&周東の足技で同点、浅村が押し出し四球!

2019年11月12日 13:36配信

小技&足技を駆使した日本が接戦を制した(写真:Getty Images)

「第2回 WBSC プレミア12」のスーパーラウンドの初戦が11日に行われ、侍ジャパンが3対2でオーストラリアに逆転勝ち。オープニングラウンド・台湾戦での1勝を含めて、スーパーラウンドの成績を2勝0敗とした。

台湾から日本に場所を移し、雨上がりのZOZOマリンスタジアムで行われた一戦。日本はスーパーラウンド初戦のベネズエラ戦で4回5安打1失点だった山口俊(巨人)が中5日で先発登板。1番に丸佳浩(巨人)、9番に源田壮亮(西武)をスタメンで送り、坂本勇人(巨人)はベンチスタートとなった。

2回までは両チーム無得点。山口は打者6人から4三振を奪って無安打に抑えた。しかし3回表に落とし穴。先頭の7番・ジョージに綺麗に左中間を破られると、その後2死3塁となった場面で1番・ケネリーに決め球のフォークをセンター前に弾き返されて1失点。続く4回表にも2死1塁から6番・ニルソンにタイムリー2塁打を浴び、2点のリードを奪われる展開となった。

この悪い流れを止めたのは、絶好調の4番のひと振りだった。4回裏、2死走者なしから、それまで打ちあぐねていた大型変則右腕・ルジクの初球スライダーを鈴木誠也(広島)が左中間スタンドへ自身3試合連続の一発。稲葉篤紀監督が「重い空気の中、あの1点は大きかった」と振り返ったソロ本塁打で1点差とした。

そして5回から田口麗斗(巨人)が1イニング、岸孝之(楽天)が2イニングを無失点に抑えた後の7回裏、吉田正尚(オリックス)がヒットで出塁すると、稲葉監督が「とにかく1点を取って追いつきたい」と、すかさず“切り札”周東右京(ソフトバンク)を代走で投入。「絶対に僕が帰って同点にしてやろうと思った。思い切っていかないといけない場面だった」と周東。すかさず二盗を決めると、2死となった後に「狙っていた」と三盗にも成功。一気に球場のムードを高めると、ここで源田が相手の意表を突くセーフティースクイズを敢行。周東は「正直、びっくりした」と言いながらも、瞬時に加速し、捕球した相手投手のタッチを交わして本塁生還。日本が「小技&足技」で同点に追いついた。

こうなると完全に日本ペース。8回表を甲斐野央(ソフトバンク)がピシャリと抑えるとその裏に2死から近藤健介(日本ハム)が2塁打で出塁すると、敬遠と四球で満塁となり、浅村栄斗(西武)が押し出し四球を選んで勝ち越しに成功。最後は守護神・山﨑康晃(DeNA)が打者3人から2三振を奪ってゲームセット。「選手が諦めないのとファンのみなさまの後押しで何とか勝つことができました」と稲葉監督。「やっぱりなかなか勝つというのは難しい」という苦しい戦いだったが、チーム一丸となって勝利を手繰り寄せた。

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