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侍ジャパン

プレミア12 2019

試合レポート

4番・鈴木の豪快3ラン&高橋が圧巻の6回零封!開幕2連勝でスーパーラウンド進出!

2019年11月7日 11:12配信

3ランを放った鈴木誠也を迎え入れる先発・高橋礼(写真:Getty Images)

「第2回 WBSC プレミア12」のオープニングラウンドB組の第2戦が6日、台湾・桃園で行われ、侍ジャパンが4対0でプエルトリコに快勝。開幕2連勝でスーパーラウンド進出を決めた。

前日の大会初戦を終盤の逆転劇で辛うじて勝利した日本。この日は、先発の高橋礼(ソフトバンク)の快投劇で幕開け。プロ2年目のサブマリン右腕は「自分の武器であるストレートを軸にストライクが取れて変化球も有効に使えました」と立ち上がりから浮き上がるストレートにスライダー、シンカーを織り交ぜてプエルトリコ打線を完全翻弄し、5回まで打者15人のパーフェクトピッチング。内野ゴロ13本に2三振で、外野には1本の打球も飛ばさせないという圧巻の内容で試合を作った。

試合が動いたのは3回裏だった。日本が2死からこの日1番に入った山田哲人(ヤクルト)が四球で出塁し、2番・菊池涼介(広島)がショートへの内野安打で繋ぐと、3番・近藤健介(日本ハム)のファーストゴロが相手の悪送球を誘い、その間に2塁走者の山田が生還。守備の乱れを突いて、日本が1点を先制した。

その直後だった。打席には4番・鈴木誠也(広島)。「先制点を取った後だったので楽な気持ちで打席に入れた」とバットを構えると、プエルトリコの先発・ソトの1ボールからの2球目、甘く入ったストレートを「感触は完璧でした」と捉えて左中間スタンド中段へ。試合前の円陣で「打ちまくりましょう!」と掛け声をかけた男による有言実行の豪快3ランで、日本が4点のリードを奪うことに成功した。

4回以降は追加点を奪うことはできなかった日本だが、投手陣が盤石のリレーを展開。先発の高橋が「ちょっともったいなかった」と6回に初ヒットを許したが、6回1安打無失点、1四球3三振でマウンドを譲ると、7回を嘉弥真新也(ソフトバンク)、大竹寛(巨人)の2人、8回は山本由伸(オリックス)が無失点で抑え、最終回は前日と同じく山崎康晃(DeNA)が締めてゲームセット。ヒット数は日本6安打、プエルトリコ4安打という試合だったが、危なげない試合運びで開幕2連勝を飾った。

試合後、「(高橋)礼が6回まで素晴らしい投球をしてくれましたし、7回以降もみんながしっかり0点で抑えてくれました。(鈴木)誠也の一発も大きかったですね」と話した稲葉篤紀監督。重圧のかかる4番打者が今大会のチーム初本塁打を放ち、日本シリーズから不振が続いていた坂本勇人(巨人)も2安打をマーク。そして投手陣は隙なし。稲葉ジャパンが世界一への体勢をしっかりと整えつつ、オープニングラウンド最終戦の台湾戦に向かう。

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