カープライター前原淳のダグアウトロー
RCC広島カープ 2018年2月7日 13:55配信
今年の春季キャンプは1軍だけでなく、2軍にも注目が集まっている。
理由はもちろん、ドラフト1位ルーキー中村奨成にある。
キャンプ初日の岩国市キズナスタジアムでは、雨天の1軍キャンプを上回る1500人のファンが詰めかけ、前日6日の日南キャンプ初日も異例の800人を集めた。
にぎわいを見せる2軍キャンプの中に、ドラ1選手はまだいる。
加藤拓也は昨年、中村奨と同じように注目を集めていた。
昨秋キャンプにも呼ばれず、今春も2軍スタートとなった。
昨年プロ初登板初先発では9回途中まで無安打無失点に抑えるなど華々しいデビューを飾りながら、その後は制球難にも苦しみ、白星を積み重ねることはできなかった。
昨季終了とともに投球フォームを見直し、球威の追求と「体をうまく使いたい。腰の回転を意識した」形を模索した。
右腕のテークバックが小さくなり、グラブの出す角度も下がり、リリースまでの体のばらつきが減った。
目線の角度が一定になったことで、制球も安定。キャンプ初日から精力的に入るブルペンで、首脳陣からの評価も上がっている。
また、中村奨と同じように、頭を丸めて春季キャンプに臨む福井優也もまた、ドラフト1位入団の選手だ。
速球派右腕と期待され、入団から浮き沈みのあるシーズンを送る。
15年に9勝をマークし復調気配を見せるも、16年は13試合、昨年はわずか5試合の登板に終わった。
昨オフに結婚し、明日8日には30歳となる。
若手の突き上げもあり、不安定な力強さではなく、安定した力が求められる。
オフに師事するトレーナーとともにフォーム矯正に取り組んだ。
感触良く、キャンプ初日からブルペンで躍動する姿が印象的だ。
広島先発陣は若い生きのいい投手が多くいるが、計算できる投手ばかりではない。
緒方監督もオフに、両投手の名前を挙げるなど期待をかけている。
2軍スタートを発奮材料に、はい上がってくるのを待っているのだ。
ほかにも高橋大樹や岩本貴裕、白浜裕太もいる。
中村奨だけでない、ドラ1にも注目してもらいたい。
「カープライター前原淳のダグアウトロー」
カープファンに熱い支持を受けているスポーツライター前原淳が勝手気ままにつづるコラム
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