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山崎隆造のいぶし銀コラム

RCC広島カープ 2018年1月31日 17:45配信

キャンプイン!

自主トレを打ち上げ、いよいよ明日キャンプインを迎える。

昨年2連覇を果たしたカープ。

今季は3連覇、そして悲願の日本一へ向けてのスタートとなるキャンプの見どころは目白押しだ。

★ 主力陣の伸びしろ

投手陣で言えば、野村・一岡・中田・中崎・今村・大瀬良・岡田・薮田・久里

野手陣で言えば、タナキクマル・会澤・誠也・安部・西川

伸び代の大きい選手達が、更なるチャレンジで何処まで逞しくなってくれるのかが楽しみ。

★ 4番争いの鈴木誠也と松山

やはり昨年、怪我でリタイヤした鈴木誠也の状態は気になるところ。

自主トレ中に会話する機会があったが、『まだ痛みが残る』という現状を話してくれた。

1軍キャンプに帯同ということだが、焦りは禁物であり今やれる事をしっかりとマイペースでやって欲しい。

過去の実績から無くてはならない存在であり、オープン戦後半もしくは開幕に照準を合わせての調整が望ましいのでは。

対し、一回りも二回りも貫禄の出てきた松山。

天性のバットコントロールと勝負強さで打つ方での首脳陣の信頼は厚い。

となると守備への意識、走塁への意識をどこまで高められかということになるのでは。

★ 3塁手争い

昨年ブレイクした安部が本命であるのは変りないと思うが、センス抜群の西川、右のメヒアの存在も侮れない。

安部が投打での安定感をどこまで高められるか、そして脚力を発揮できるまでの技術向上も鍵だろう。

左投手への対応力も西川との競い合いの一つ。

一方で、まだ1軍経験が浅いメヒアだがファームでは質の高い打撃を見せている。

右打者であるという利点からも、首脳陣は期待しているのではないだろうか。

ファームからの推薦で再三名前が挙がる美間にも、ぜひ参戦して欲しい。

★ レフト争い

候補は松山か、バティスタかということになるだろうが、そこに参戦して欲しいのが野間。

足の速さは抜群、肩は強いし守備範囲も広い。

あとは課題の打撃ということになる。

その打撃をどこまで高められるか?

仮に首脳陣の信頼を得ることが出来れば、緒方監督の『守り勝つ野球』の進化にも繋がる。

秋のキャンプですり足にしたと聞いているが、確実性を高める為にタイミングの取り方を工夫したのだと観る。

足を活かした、相手から嫌がられるバッティングが確立されれば、大きな戦力になり得る選手だと思う。

堂林も黙っていてはいけない存在で、もう迷っている余裕はないはず。

『これで勝負します』を定め勝負の土俵に立って欲しい。

★ 更に投手陣の層を厚く

『野球はピッチャー』と言われるほど、重要なポジションであり計算できる投手は何人でも欲しいところ。

今回のキャンプでは、辻、藤井、高橋昂也、アドゥワが抜擢されている。

彼らが何処まで1軍レベルに近づけるか。

1軍のキャンプに帯同するだけでも意味があると思うが、少しでもレベルアップにつなげて欲しい。

★ 左投手の出現は?

左の好打者の多いのに、ここ数年は左投手が出てこないシーズンが続いている。

力の無い左投手を起用するよりは、信頼できる右投手を使うというのも正しい選択とも言える。

ただ、昨年のクライマックスで左投手が充実しているベイスターズにやられた記憶は新しい。

やはり今季は、使える左投手の出現には期待したい。

高橋昂也、塹江、オスカル、戸田あたりの投手がどこまでアピールしてくれるか。

腕を下げる工夫をしている投手が多いと聞くが、やはり大事なのはコントロール。

インコースを攻めきれる度胸も必要だろうし、逆サイドへ逃げる球の切れをどこまで習得できるかだ。

★ ドラフト1位中村奨成

本当に将来期待できる選手を獲得したと思う。

甲子園での活躍も見せてもらったが、恵まれた体格、肩の強さ、脚力、シャープな打撃と魅力が多い選手だ。

しかしながら2軍スタートという選択。

現状での捕手陣の充実もあり、じっくり育てようというスタンスなのだろう。

中村奨成の入団で一番燃えているのが2年目の坂倉かもしれない。

その坂倉にも注目だ。

常勝軍団を作り上げるという観点でいけば、常に新しい力の出現は必要不可欠。

そういう意味では今回参加している若手の選手が、どこまでアピール出来るか、レベルアップしてくれるかも大きなポイント。

見どころは、他にも沢山あるのでキャンプ視察を非常に楽しみにしている。

「山崎隆造のいぶし銀コラム」

カープ黄金時代を支えたいぶし銀が本音を語るコラム

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