カープライター前原淳のダグアウトロー
RCC広島カープ 2018年1月26日 16:20配信
「新鮮味を補う若手投手」
2月1日から始まる春季キャンプの1軍、2軍の振り分けが決まった。
注目のドラフト1位中村奨成をはじめ新人選手は全員2軍スタートとなった。
新戦力の1軍組は新外国人投手のレオネル・カンポスのみだ。
ただ、新戦力の少ない1軍キャンプに多くの若手投手が抜てきされた。
高卒2年目の高橋昂也やアドゥワ誠、3年目の高橋樹也、そして4年目の塹江敦哉と藤井皓哉だ。彼らの中から1軍の戦力となる投手が出てくるか―。
春季キャンプの1つの注目点だろう。
特に手薄な左腕が3人もいる。彼らの存在があったからこそ、昨秋のドラフトで無理して左腕を取りに行かなかった。
チームとしては彼の中から戦力を求めたいところだろう。
昨秋キャンプで最も評価を上げたのは、塹江敦哉。昨春も1軍キャンプに帯同したが、結果を求めるあまり持ち味の思い切りの良さがなくなり、2軍降格となった。出遅れはシーズンにも大きく影響して1軍登板なし。
今季にかける思いは強い。
右腕にも人材は揃う。中でもアドゥワに期待する球団関係者は多い。投手にとって長い手足はときに弱点となるが、高卒1年目の昨季に強化指定選手として基礎体力を強化したことでフォームが安定。常時130キロ後半だった球速も140キロ台に上がった。オフはもう一度ウエートトレーニングを中心に肉体強化を図った。身体能力を生かし急成長する可能性を秘めている。
彼ら若手投手の台頭が、広島投手陣の底上げにつながる。彼らにとって2月1日からの1次キャンプから競争は始まる。まずは沖縄での2次キャンプ参加が第一関門。
高いレベルでの競争がほかの投手陣を刺激するに違いない。
ただ、3連覇を狙うチームの浮沈を握るのは、昨季先発として経験を積んだ投手たち。最高勝率の薮田和樹、初の2桁勝利となる12勝を挙げた岡田明丈。そして先発復帰して1年を投げ抜いた大瀬良大地。彼らが今年「先発の柱」として独り立ちすることで、若手投手陣が自分の力を発揮しやすい環境となる。もちろんクリス・ジョンソンや野村祐輔の存在も欠かせない。
若手と中堅、ベテランが融合してこそ、好循環が生まれていく。
「カープライター前原淳のダグアウトロー」
カープファンに熱い支持を受けているスポーツライター前原淳が勝手気ままにつづるコラム