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苦行の石段ダッシュも軽々…選手支える地道な努力

日刊プロ野球 2015年11月18日 10:00配信

 埼玉・戸田市にあるヤクルト戸田球場。荒川の河川敷に位置する。近くには公園や犬と遊べるドッグラン、釣り堀などもある。カップルや、家族連れなども多く訪れる。自然豊かな場所。そんな中で、選手たちは鍛錬を積む。グラウンド付近にある約30段の石段を駆け上がるのも1つの練習法だ。

 サブマリンの山中に話を聞きながら、その石段に向かっているときだった。「記者も実際にやってみないと、選手の気持ちもわからないでしょ?」と言われた。何のことかわからなかったが、すぐに状況を理解した。山中は「これから10本走るから」と続けた。私は覚悟を決め、着ていた上着を脱いだ。

 6本目に差し掛かった時に、両太ももに限界がきた。寒空の中、汗も止まらない。普段から運動とは無縁の生活を送っている自分には負担が大きかった。山中は「あれでへばってちゃ駄目じゃん」と、いたずらっぽく笑い、軽々と予定の10本を終えた。選手は想像を絶する(?)練習量をこなし、本番に向けた準備を整える。イメージすることは非常に簡単。だが、そうした意識を忘れてしまっては、選手目線の立場で話は聞けないと、あらためて考えさせられた。

【栗田尚樹】

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