岡本プロ1号 刻まれていくアーチの幕開けと期待
日刊プロ野球 2015年9月9日 10:00配信
「あっ!」。横浜スタジアムの記者席で、恥ずかしながら思わず声が出た。5日のDeNA戦で、巨人のドラフト1位ルーキー岡本和真内野手(19)が代打でプロ初安打初本塁打を決めた。しかも初球。低弾道で左翼方向に打球が上がると、スタンドに真っすぐ吸い込まれた。大物新人のプロ第1号を見られて、素直にうれしかった。
2軍での「第1号」は、タッチの差で見逃していた。8月1日午前9時半、ジャイアンツ球場。楽天戦の試合前練習に向かう岡本と、クラブハウスからグラウンドに歩を同じくした。初本塁打の目撃者になりたい-。そんなお願いに「ないですよ、マジで。打てる気しないですもん」と笑って首を横に振った。試合開始を待たずして、1軍の試合取材のために岡本の元を離れた。数時間後、東京ドームで初アーチの第一報を耳にした…。だからこそ、1軍での「第1歩」を見られたことの喜びは、個人的には、ひとしおだった。
歴史が動いた瞬間に立ち会えた、とはまだ言えないと思っている。この1本がたかが1本になるのか、それとも、されど1本になるのか。すべては、これからの岡本次第。何百本も刻まれていくアーチの幕開けになることを、マッサンには期待している。
【浜本卓也】
