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PL学園同級生、楽天小斉の支配下登録に今江も刺激

日刊プロ野球 2015年7月15日 10:00配信

 ロッテ今江敏晃内野手(31)は自分のことのように喜んでいた。7月1日の楽天戦(QVCマリン)の試合前だ。楽天小斉が育成から再び支配下選手登録されたことを知った。「良かった! 高校の時から、お互い意識してやって来ましたから。刺激し合う仲。同級生は、どんどん、いなくなるから、うれしいですね。僕も頑張ります」と声を弾ませた。

 PL学園の同期には、他にも朝井秀樹(元巨人)と桜井広大(元阪神)がいる。プロを多く輩出した世代だが、朝井も桜井も数年前に現役を引退。プロ入りは今江の方が4年早いが、同じパ・リーグで戦ってきた小斉は、今江にとって貴重な存在となっている。

 母校は入部の新規募集を停止しており、伝統あるPL学園野球部が存続の危機に立たされている。今年1月。QVCマリンで自主トレを行っていた今江は、あるTシャツを着ていた。左胸には「PL GAKUEN」のプリント。3年生の時、野球部の同期みんなでつくった思い出の1着だった。「こういう時ですから。いいかなと思って」。自分が頑張ることが、部の未来につながるかも知れない。そう願っている。

【古川真弥】

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