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山本昌がマネたのは…

日刊プロ野球 2014年12月3日 10:00配信

 球界最年長の山本昌には意外な人との意外な関係があった。11月26日、日本記者クラブのプレスセンターに招かれ会見で、現在のダイナミックな投球フォームの誕生秘話を明かした。

 「実は小さい頃は巨人ファンだったんです。もともとは堀内さんのマネをしているうちに、ああいう投げ方になったんです。似ても似つかないですけど(笑い)」

 山本昌の投球フォームの原点は幼少期にテレビで見た巨人堀内恒夫氏(66)の投法だった。ライバル阪神をなで切りにする姿に山本少年は胸を高鳴らせた。

 ただ、高校時代に初めてテレビに映った自分の投球フォームを見てがくぜんとしたという。「こんなにかっこ悪いのかと思った。(堀内氏と)全然違うよって。当時は家庭用のビデオカメラがなかったから分からなかったんだよ」。堀内氏にもそのエピソードを披露したという。

 実は山本昌は堀内氏と阪神戦の通算勝利数で並んでいる。今年9月に阪神から勝利して通算48勝。これは金田正一の74勝、別所毅彦の71勝に次ぎ歴代3位タイ。来季は「堀内超え」の期待もかかる。

【桝井聡】

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