dmenuスポーツ

侍ジャパン

WBC2017

試合レポート

日本、万全の3連勝で2次ラウンドへ 小久保監督「先発ピッチャーがポイントになる」

2017年3月11日 10:59配信

2試合連続のホームランを放った中田(写真:Getty Images)

 第4回WBCの1次ラウンド最終戦となる中国戦が10日、東京ドームで行われ、日本が7-1で中国に完勝。3連勝で2次ラウンド進出を決めた。

 すでにB組1位突破が決まった状態で「入りが難しかった」とした小久保裕紀監督は、1番・ショートに田中広輔(広島)、7番・ライトで平田良介(中日)をこの日の試合でスタメンで起用。「休ませる選手は休ませて」と青木宣親(アストロズ)、坂本勇人(巨人)の2人をベンチに置いた。

 先発は武田翔太(ソフトバンク)。初回のピンチを凌ぐと、その裏、日本は1番・田中がヒットと盗塁、相手のミスで3塁まで進むと、山田哲人(ヤクルト)がライトへ先制の犠牲フライ。続く2回には2死から松田宣浩(ソフトバンク)がヒットで出塁すると、小林誠司(巨人)が「バッティングカウントだったので、思い切っていった結果。あとはみなさんの声援のおかげです」と2ボールからの3球目を引っ張り、レフトポール際へ2ランを叩き込んだ。

 さらに1点を返された直後の3回裏、2死1塁から中田翔(日本ハム)が甘く入ったストレートを振り抜いてレフトスタンドへ。自身2試合連続アーチに中田は、「追加点が早く欲しかったので行ってくれと願っていた。(感触は)あまりよくなかったですけど、みなさんの声援のおかげでいってくれたと思います。フルスイングができるようになってきた」と今後に向けての手応えを口にした。

 先発の武田は「少し緊張したけど、ボールの質は良かった」と3回47球を投げて4安打1失点。4回からは藤浪晋太郎(阪神)が2イニングを無失点に抑えると、7回は増井俊浩(日本ハム)、8回は松井裕樹(楽天)、そして最後は秋吉亮(ヤクルト)が締めて無失点リレー。「投げてない投手も投げさせて、その中でしっかりといい働きをしてくれた」と小久保監督。これで登録全投手が登板し、野手陣も第3捕手の炭谷銀仁朗(西武)以外は全選手が出場。3連勝を飾るとともに、2次ラウンドへ向けて万全の臨戦態勢を整えることに成功した。

 その2次ラウンドは、B組1位の日本、同2位のキューバ、A組1位のイスラエル、同2位のオランダの4チームが総当たりで対戦し、上位2チームがアメリカ・ドジャースタジアムで行われる準決勝に進出する。2次ラウンドでは球数制限が80球(1次ラウンドは65球)になるため、「やっぱり先発ピッチャーがポイントなる」と小久保監督。まずは12日のオランダ戦、そして14日にキューバ戦、15日のイスラエル戦(すべて東京ドーム、19時開始)へと向かう。本当の戦いはここからだ。

WBC試合レポート一覧に戻る

侍ジャパン注目選手

トピックス

トピックス

競技一覧 速報中
トップへ戻る