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侍ジャパン、打線爆発で白星発進 小久保監督「こんなにプレッシャーがかかるとは…」

2017年3月8日 12:30配信

筒香や松田の活躍で白星スタートを飾った侍ジャパン(写真:Getty Images)

 第4回WBCの1次ラウンド第1戦・キューバ戦が7日、東京ドームで行われ、日本が11-6でキューバを退けて白星スタートを切った。

 序盤は1点を争う緊迫した展開が続いた。1回表、先発の石川歩(ロッテ)がヒットとエラーで無死1、2塁のピンチを招いたが、二塁手・菊池涼介(広島)の好守もあって無失点に切り抜けるとその裏、2死から小久保ジャパン唯一のメジャーリーガーである青木宣親(アストロズ)がレフトフェンス直撃の2塁打を放つと、続く4番・筒香嘉智(DeNA)がライト前タイムリーで1点を先制した。

 その後は、キューバが3回表に犠牲フライで同点としたが、日本は4回裏に山田哲人(ヤクルト)の“幻の本塁打”となるタイムリー2塁打で1点を勝ち越すと、5回に坂本勇人(巨人)のタイムリーと松田宣親(ソフトバンク)の3ラン、さらに菊池のタイムリーで計5点を奪取。7回表に3点を奪われて3点差に詰め寄られたが、直後の7回裏に筒香が豪快な2ランを放って突き放した。「初回の筒香のタイムリーがチームを落ち着かせてくれましたし、追い上げられた後、ここで一発打ってほしいというところでの2ランも大きかった」と小久保裕紀監督も打線の柱を称賛した。

 8回表に2点を奪われて追い上げられたが、最後は牧田和久(西武)が満塁のピンチを背負いながらも無失点で切り抜けてゲームセット。日本は両チーム合わせて計25安打の乱打戦を制した。

「予想以上にプレッシャーがかかっていたが、選手は普段通りのプレーで入れた。選手が地に足を付けて、いい結果が出た試合だったと思います」と小久保監督。

 先発の石川は「制球に苦しんだ。野手に助けられて何とかという感じ」と言いながらも、「真っ直ぐはすごく良かった」と4回2安打1失点と役割をしっかりと果たす一方で、救援陣については3イニング目に捕まった則本昂大(楽天)に加え、平野佳寿(オリックス)、秋吉亮(ヤクルト)が失点を許して課題を残す結果となった。

「正直、こんなにプレッシャーがかかるとは思わなかった。僕が一番、地に足がついていなかったんじゃないかと思うぐらい最初は緊張しました」(小久保監督)。指揮官もさまざまな不安を抱えながら大きな重圧がかかっていた大会初戦だったが、その中で選手たちが力強くプレーし、豪快に白星スタートを決めた。

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