侍ジャパン

WBC2017

試合レポート

堂々の6連勝で準決勝へ 世界一奪還まで残り2勝

2017年3月16日 11:35配信

0-0で価値ある一発を放った筒香(写真提供:Getty Images)

 第4回WBCの2次ラウンド第3戦のイスラエル戦が15日、東京ドームで行われ、日本が8-3で快勝。1次ラウンドから無傷の6連勝で準決勝進出を果たした。

 勝てば文句なしで準決勝進出が決まるが、5失点以上の敗戦でプレーオフに回るという重要な一戦。この日の先発は、今大会2試合に中継ぎ登板していた千賀滉大(ソフトバンク)。「(小林)誠司さんがうまくリードしてくれた」と自身の代名詞であるフォークに150キロ超のストレートでスコアボードにゼロを並べ、5回65球を投げて1安打無失点の快投を見せ、「ゼロで抑えたいという気持ち一心でマウンドに上ったので、それができて良かった」と80球の球数制限がある中で先発としての仕事を完遂した。

 「最初は緊迫した展開だった」と小久保裕紀監督が語ったように、2次リーグ2試合で計16得点を奪っていた日本打線が、この日はイスラエルの先発・ゼイドの前に走者こそ出しながらもあと一本が出ずに5回まで6残塁で無得点。だが、このこう着状態を4番・筒香嘉智(DeNA)がひと振りで打ち破った。

 0-0で迎えた6回裏、イスラエルの2番手・アクセルロッドの141キロのストレートを強振し、バックスクリーン右へ突き刺さる特大のソロアーチ。「とにかく強い打球を打って塁に出ようと思って打席に入った。千賀と平野さんが、いいテンポでいい流れを作ってくれたのであのホームランも出たかなと思います」と、重い空気を打ち払った価値ある一発を振り返った。

 この一発で東京ドームのボルテージが一気に高まると、日本打線は攻撃の手を緩めることなく1死1、2塁から8番・松田宣浩(ソフトバンク)が「1打席目はチャンスを逃していたので、 しっかり集中して取り返す気持ちでいった」とレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打。さらに今大会ラッキーボーイの小林誠司(巨人)のタイムリー内野安打、菊池涼介(広島)のライト前タイムリー、青木宣親(アストロズ)の押し出し死球など、この回打者11人で一挙5点を奪った。

 6回を3人で仕留めた平野佳寿(オリックス)の後、宮西尚生(日本ハム)、秋吉亮(ヤクルト)とリリーフ陣が無失点の好投を続けると、8回裏には青木の2塁打の後、内川がタイムリー2塁打。さらに松田にもこの日2本目のタイムリーが飛び出し、先発全員安打の計13安打で8得点。9回に登板した牧田和久(西武)が3点を失ったが、投打が噛み合った見事な戦いぶりで決勝トーナメント進出を決めた。

 「なかなか厳しい戦いだった。とにかく勝ったらその日のことを忘れて、次の試合に集中したのが良かったと思う。本当に選手一丸となっての勝利だと思います。選手を褒めてやってください」と小久保監督。2次リーグを1位で突破した侍ジャパンは、3月21日(日本時間22日午前10時開始)の準決勝(アメリカ・ドジャースタジアム)に向かう。指揮官も「準決勝が一番難しい」と語る大一番。世界一奪還まで残り2勝となった。

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