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侍ジャパンU-15代表のエース格として活躍した左腕が、名門校で頭角を現してきた。2年春の県大会で149キロをマークすると、関東大会では150キロに到達。冬の間、金子雅部長の指導のもと、厳しいトレーニングに励んだことによって、下半身の安定感が増してきた。素材は一級品。今後は試合を作る力が求められる。

世代屈指の実力者。中学時代には軟式で全国制覇を経験した。昨秋の神宮大会ではチームを準優勝に導く。最速150キロに達する球速を無理なく叩き出し、タテ横の変化球のキレも尋常ではない。横浜高時代の松坂大輔（中日）と比較しても、引けを取らない実力だ。

頭も体も柔軟性抜群の最速141キロ左腕。秋田商時代の成田翔（ロ）にイメージ重なる。体格をカバーする効率性追究とクレバー配球でセンバツでの飛躍を期す

最速145キロのパワーあふれる投手。春先は垂れていたストレートだったが、変身を見せて、秋にはキレと伸びが出てきた。精神的にも安定し、粘り強い投球ができ、今秋は何度も絶体絶命のピンチをしのいだ。先輩・古谷拓郎（ロッテ6位）とは異なるタイプで、来夏には150キロの大台も視野に。

合理的な投げっぷりから剛球が炸裂。今春には野手転向の話もあったが、地道な努力で全身をくまなく使うフォームを確立させた。夏の甲子園で142キロ、秋には148キロを叩き出し、一躍、中国地区を代表する剛腕に。

堂々とした所作に大物感漂う外野手。全国デビューとなった昨夏の甲子園・八戸学院光星戦では1番・左翼手として出場。1年生ながらも、2安打2四球1盗塁という活躍には目を見張るものがあった。右へ左へと強烈な打球を打ち返す打撃が一番の持ち味。走力や守備力もあり、三拍子揃っている。

センスがひと味違うオールマイティーな選手。来年のドラフト上位候補と呼び声が高い。星稜高では1年春から3番・遊撃手として、全国大会でも高い野球センスを発揮してきた。ダイナミックかつ広い範囲をカバーする守備ができる遊撃手でもいいが、星稜中時代に守った捕手の才能も光っている。

強肩強打の捕手。上背はないが、二塁へのスローイングや長打力は城島健司（元ダイエーほか）を彷彿とさせる。旧チームでは恐怖の8番打者として活躍していたが、秋からは4番としてチームを牽引する。捕手としての頭脳も徐々に磨かれてきた。

広角に強い打球が飛ばせる遊撃手。下級生時から注目される存在だったが、今秋は主将に任命され精神的にも充実した。攻守で大幅なパワーアップを見せ、打撃では細身の体ながらも、大事な場面で本塁打を連発、神宮大会でもバックスクリーンに打ち込んだ。課題の守備では準備する能力がつき、安定感が増した。

右打ちのスラッガー。高校通算23本塁打を誇るパワフルな打撃が魅力で、2年秋の近畿大会・南部戦ではレフトスタンドに特大の本塁打を放った。もう少し腰が入ったスイングになれば、いままで外野フライに終わった打球が本塁打に変わる可能性がある。過去には三塁経験もあり、「右の大型三塁手」という期待感もある。